この渡しが全国的に有名になったのは、明治時代に入り、伊藤左千夫の小説『野菊の墓』(1906)によって。現在川向こうの千葉県松戸市矢切側にこの小説の文学碑が建立されています。 このほか、昭和57年(1982)には歌謡曲『矢切の渡し』の大ヒットにより、再び脚光を浴びることになりました。